ブライダル基礎知識 和が薫る婚約指輪作品

新人デザイナーのダイヤモンドの選び方:Color

2023/01/22

ディスプレイイメージ3

おはようございます。

萬時 京都祇園本店にて、アシスタントデザイナーを務めております“かな恵”と申します。

婚約指輪を選ぶ際、ダイヤモンドの品質基準である4Cは、非常に難しいモノです。

私:かな恵と一緒に、4Cを学んでいきましょう✨

 

本日は、Colorについてです。

 

Colorとは、色を顕す品質基準です。

ダイヤモンドは無色透明のイメージがあると思いますが、実は採掘されるダイヤモンドの9割は、黄色味を帯びているんです。

ダイヤモンドは、地中で高温、高圧の条件下で炭素が結晶化してできるのですが、地中に含まれる窒素の結合により黄色味を帯びるのです。

実は、無色透明のダイヤモンドって希少な存在なんですね✨

婚約指輪用のダイヤモンドの4C:Colorについて

Colorは無色透明のDが最高クラス、全部でD~Zにクラス分けされます。

DEFが無色透明のクラス、G以下はクラスが下がるごとに黄色味が強くなります。

 

日本の婚約指輪では、Gクラス以上以上を留めるのが一般的です💍

その中でも、当店ではFクラス以上をおすすめしております!

 

その理由は…   GとFの違いにあります。

D~Fは無色透明、Gからはやや黄色味が判別できるクラスとなる為です。

ダイヤモンドを見慣れている方だけでなく、女性の中にはキラキラした物の判別能力に優れた方が意外といらっしゃるようなんです✨

そういった方は見分けられると言われています。

Fクラス以上を推奨しているのはそういった理由からです☆

 

では、続いてDEFの違いについてです。

実は、D~Fは全て無色透明で、色は全く変わりません。

何が違うかというと…

ダイヤモンドのキラキラの中に見える虹色をレインボー効果と呼び、このレインボー効果が強い順にDEFと分けられます。

ただ、このレインボー効果は、日常生活のライトではプロが見ても判別が難しいのです💦

 

ダイヤモンドの鑑定時は、紫外線が全く入らないダイヤモンドライトのある部屋で、マスターストーンというサンプル石に比べながら判別されます。

特別な条件でしか判別が難しいのがF以上なんですね。

 

また、DEFは元々は均等に需要がありましたが、上記の様に判別が難しいことから、現在は需要と供給のバランスが大きく崩れています。

Dは最高クラスなので、一定の需要があるのですが、Eは全く需要が無くなりFに人気が集中しております。

その為、Fは供給が追い付かず、価格が高騰してEに近い価格になってきています。

需要が無くなったEは、その分クラス以上に綺麗な石が残っており、意外にも一番おすすめのクラスです!

面白いものですね⭐

 

ただ、価値観は人それぞれなので、Color以外の4Cも比べた上でじっくり選んでいきましょう♪

Colorについては、無色透明が一番クラスが高く、黄色味を帯びる程、クラスが下がると覚えていただければと思います。

 

 

豆知識:ファンシーカラーについて

 

Color表の一番右は、ファンシーカラーといって、これまでにご説明したColorのクラスとは全く別のカテゴリーになります。

採掘時より元々色の付いているピンクダイヤモンドやレッドダイヤモンドなどのカラーダイヤモンドがこちらに該当します!

 

カラーダイヤモンドは希少性が高く、特にピンクダイヤモンドは現在大人気です。

2020年の採掘終了に伴い、投資目的でも人気が集中して価格がどんどん跳ね上がっています!

 

当店にも、このピンクダイヤモンドを使用したデザイン:紅梅などの婚約指輪がございます。

今のところ、以前に買い付けた石が少し残っているので、価格据え置きですが、それが無くなってしまった時のことを思うと…

次の仕入れが思いやられますね💦

 

ピンクダイヤモンドにもご興味がある方は、是非一度ご覧下さいませ💎

 

 

詳しくは、京都 萬時の公式サイト:ダイヤモンドの4Cもご参照してくださいませ。

 

-ブライダル基礎知識, 和が薫る婚約指輪作品